歴史

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ヒトと音の歴史

​私たちはいつから音を治療の一環として、利用してきたのか​のでしょうか。

それは数千年前または数万年に遡るともいわれています。オーストラリアのアボリジニの人々から、インドのヴェーダ哲学者、ギリシャ人、エジプト人に至るまで、サウンド ヒーリングのテクニックが治癒の儀式で必要不可欠とされてきました。シロアリによってユーカリの木の中が空洞になった楽器、”ディジュリドゥ”を奏でて、自律神経のバランスを整える目的や骨折の治療としても行われてきました。現在ではこの楽器による治療の研究結果が論文としても発表されていますので、ご興味ある方は英語のサイトですがこちらをご覧ください。​

サウンドヒーリングの広まり

オーストラリアのアボリジニの人々から、インドのヴェーダ哲学者、ギリシャ人、エジプト人と世界中に広まっていきました。サウンド ヒーリングのテクニックが治癒として不可欠なものとされてきました。

中国の古代音治療

​ 日本から近い中国でも音治療が古代から扱われていた​ました。中国は「五音療疾」という音楽療法というものが古代からありました。中国の歴史書「春秋左氏伝」には音楽が薬物と同じように味があり、様々な病気に治療として施され、健康長寿に効果があると記されています。​

 ちなみにいったい実際どのような方法だったかというと​、五 臓(肝・心・脾・肺・腎)と六腑(胆・小腸・胃・大腸・膀胱・三焦)に対応する五つの音を使い、その音を共振させて臓器の働きを正常化するものと記されています。​このように国や宗教も違うけれど、さまざまな場所で古くから音と振動によって人々の身体を癒してきたという長い歴史があります。​

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